ダブルワークとは、本業の他に仕事を行う「掛け持ち」の状態のことを指します。副業という言葉が多く聞かれるようになった近年、看護師の職業に就いている方でも、ダブルワークをしている人は少なくありません。

看護師がダブルワークする最大のメリットは、空いた時間を有効活用して、収入を増やせることです。例えば、看護師は夜勤専従のバイトが多くあります。本業と夜勤専従を掛け持ちすれば、夜間手当が付いてしっかり収入を増やす事ができます。

また、違った職場で仕事をすることは、自分の経験を積むことにも繋がり、スキル面でもプラスになります。看護師が活躍する場所は、病院だけでなく、介護施設やイベント会場など幅広くあります。全く違った環境を掛け持ちすれば、新しい経験を積めるだけでなく、気分転換にもなるでしょう。

一方で、看護師のダブルワークにはデメリットもあります。看護師という仕事は、基本的にとても体力が必要な仕事です。さらに院内はウイルス感染しやすい環境もあるため、健康に気を遣って免疫を高めておく必要があります。ダブルワークをすれば、当然休日が減るため、体を休める時間が減り、体力面での心配がでてきます。体調を崩して本業に支障が出てしまっては意味がないので、あまり無理のない程度に行うことが重要になってきます。

もしダブルワークを検討しているのなら、現在勤めている病院が副業をしても良い場所かを確認する必要があります。内緒でダブルワークをすると勤務先に知られてしまったときに、何らかの罰則などがあるかもしれません。加えて、ダブルワークで勤務先に迷惑が掛からないようすることも重要です。本業以外の仕事にも興味がある方は、看護師がダブルワークをする注意点とコツを把握した上で、行動に移されることをおすすめします。